涼晴記

衆議院議員 鳥取県第2区選出 赤沢りょうせい

平成20年4月30日(水)涼晴日誌


本日の活動報告も長めです。いつもながら広い心でお許し下さい。

既に報道等でご案内のとおり、本日は、道路特定財源の暫定税率などを定める地方税3法と国税2法を衆議院が3分の2の多数で再可決する日である。憲法の条文に即して説明すれば、まず憲法第59条第4項に基づき、「参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取った後、国会休会中の期間を除いて60日以内に、議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を否決したものとみなすことができる」(以下「みなし議決」)とされているので、まず本日最初の本会議において参議院が否決したものとみなしたうえで、本日2回目の本会議において、憲法第59条第2項に基づき、「衆議院で可決し、参議院でこれと異なった議決をした法律案は、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び可決したときは、法律となる」(以下「再可決」)ということである。

衆議院が可決した上記5法について、民主党が第一党を占める参議院が既に通常の約2倍の審議時間を費やして審議したにも拘らず採決を行わず、衆議院解散総選挙の実施による政権奪取のみを目指して、1年の約6分の1に当たる60日を浪費してなお結論を先延ばししようとしている以上、本日の再可決は真にやむを得ないものと思う。いつも審議の最終段階において憲法や法律に基づき採決しようとすると、与党が話し合いを拒否しているかのような報道や野党の宣伝が行われるが、実は、長期間にわたる実質審議拒否により国民の税金を無駄づかいしてきたのは民主党をはじめとする野党である点は国民の皆様に是非理解していただきたいと思う。

8:00〜9:00国家戦略本部 内需振興ナショナルプロジェクト特別委員会
PFI(民間資本主導による公的プロジェクトの推進のことで、イギリスがPFIの先進国とされる)の現状と課題について、及び、第三セクターの現状について、関係省庁から説明を受け議論した。

鳥取県を含む全部で6つの県(ほかは北から青森県、群馬県、奈良県、和歌山県、東国原知事の宮崎県)においてまだPFIの事例が出てきていないとのことで今後に期待したい。それにしても、高規格道路整備率が全国最下位の宮崎県と下から2番目の鳥取県が、道路整備の遅れ以外にも非常に多くの共通点を有することには毎度驚かされる。平井鳥取県知事も赤沢と同じ考えで動いておられるが、鳥取県と宮崎県の共闘は非常に有効だと思う。これからは、東国原知事の「どげんかせんといかん!」と共闘して、赤沢も平井知事と一緒に「どげなとせにゃいけん!」を連呼することとしようか。

8:00〜9:00水の安全保障研究会
水の安全保障について関係企業からのヒアリングの後、意見交換した。(社)日本水道工業団体連合会の提案骨子(「水道産業戦略会議からの提言」)には非常に啓発された。同骨子から学んだことのポイントは以下のとおりである。

(1)日本の水道普及率は97%でありほぼ国民皆水道を実現しているが、地震対策には遅れがあり耐震化施設は全国で10数%にとどまる。(2)団塊世代職員の大量退職により、水道事業体の技術力低下が懸念される。(3)今後施設更新需要が増大しサービス水準が低下することが懸念される。(4)水道の運営・維持管理事業への外資系企業、他業種からの参入が始まる。(5)日本の水道は市町村、地方公共団体が建設、管理しているため、民間企業には水道管理の経験がない。(6)このため、官民がしっかり連携して、国内と海外の水道管理の双方に取り組んでいく必要がある。(7)公営水道の国際展開に関する制約条件は撤廃する。(官民連携水ビジネスへの事業体職員の派遣及び復帰が鍵になる。)(8)日本大使館にアタッシェとして水道専門家を派遣する。(9)国内水道事業における運営・維持管理事業への民間企業の参入拡大(企業育成)を図る。

10:00〜10:30国会対策委員会(国対)
衆議院第24控室に入室した途端、仲の良い同期の小里泰弘国対副委員長(鹿児島4区衆議院議員)が駆け寄ってきて、「赤沢先生、大事なお願いがある」とささやく。少々いやな予感はしたが(笑)、仲の良い同期の頼みとあらばむげにはできない。「改まって何だい?」とたずねると、「本日、赤沢先生に、是非とも河野洋平衆議院議長警護隊隊長を引き受けていただきたい。」(予感的中(苦笑)!)返事する間もなく国会対策委員会が始まった。

(注)国会対策委員会とは、国会日程や委員会の運営などについての方針を決定するため日本の各政党に置かれる機関の1つで、委員長、副委員長、委員などからなる。国会の正式な機関ではないが、重要法案の審議日程など国会運営にかかわる事項は、与野党の国会対策委員会の調整を経て、議院運営委員会で正式に決定される。

後でわかったことだが、本日の再可決を阻止するため、民主党が河野洋平衆議院議長の本会議場入りを妨害しようとすることが事前に予想できたため、過去に肝臓移植手術も受けている河野議長の体調を心配して警護隊を組織することが国対の前に開催された国体幹部会で決まったそうだ。

人選をするに当たり、まず警護隊長について、意見を求められた赤沢と仲の良い同期の2人の国対副委員長(既出の小里泰弘衆議院議員と伊藤忠彦衆議院議員(愛知8区))が揃って赤沢を推薦したとのことである。赤沢としては推薦してくれと頼んだ覚えはないのであるが...(苦笑)。赤沢が警護隊長を務める旨が告げられると80名を超える同期から盛大な拍手が起こったので思わず立ち上がって四方に会釈した。拍手されると思わず声援に応えてしまうのは職業病か?

赤沢警護隊隊長と衛視の皆様を統率する警務部長との間で連絡方法を確立するなどいやはやものものしい!赤沢以外の同期10名の人選を聞いても党国対が本気であるのが伝わってきた。まあ一言で言えば「やさしいゴリラ軍団」、もとい!「気はやさしくて力持ち」軍団、日頃から赤沢としてはこの方たちとは決してけんかしたくない、話せば分かると思っていた方たちがほぼ全員網羅されていた(笑)。

しかしながら、大切なのは実は「気はやさしくて」のほうで、カメラに写らない場所で野党議員が与党議員のすねを蹴り上げるなどはしょっちゅうであるが、もしこういった挑発に与党議員が乗ってやり返すとその場面に限って必ずカメラに収まってしまい、野党の思うつぼというのが相場である。(実際のところ、本日も、赤沢隊の1名が民主党議員にスーツを破られたが、盛んに報道されたのは(赤沢隊所属ではない気の短い(?))与党議員が破いた民主党議員のスーツのほうであった。)そこで、力負けは決してしない強力なスクラムを組みながら、なおかつこちらからは決して手出ししない自己抑制的対応が与党の心得ということになる。要するにとても辛い役回りなのである。

10:40〜11:40議長応接室前待機
赤沢隊は国対終了後直ちに議長応接室前に集結した。というのは、衆議院議長が本会議場に向かう通常の道筋は、まず議長室から内扉を使って隣りの議長応接室に移動し、次に議長応接室から廊下に出て向かいの本会議場に入るというものである。このため、本会議の直前に議長応接室を民主党に押さえられないようにすることがポイントになるが、本会議の直前同室において、(重要法案の審議日程など国会運営にかかわる事項を衆議院として正式に決定する)議院運営委員会(議運)の理事会、及び、同委員会が立て続けに開催されるので簡単にはいかない。

議運の開会を12:00に控え、事前の理事会が11:00から開会されるので、理事会終了後ポイントを押さえるため、議長応接室に入室しそのまま議運を傍聴する算段で議長応接室前で待機した。後で盛んに報道されたとおり、約70名の民主党議員がプラカードを持って集結し、シュプレヒコールを繰り返したのはまさにこの議長応接室前で、赤沢は隊員と衛視それぞれ約10名とともに同室の扉に一番近いところに張り付いて対峙した。何しろ隊長なので(笑)!

11:40〜12:10議長応接室
議運理事会終了後直ちに議長応接室に滑り込み議運を傍聴する体制に入るが、議運のメンバーが民主党のスクラムに妨害されてなかなか中に入れない。開会の準備がほぼ整ったところで、誠に残念ながら、公平を期すため与野党とも傍聴者は退室するよう求められた。もとのもくあみ!

12:10〜13:10議長応接室前待機
議長応接室前待機に逆戻り。議運が終わるのをじっと待つ。

13:10〜14:00議長応接室かんづめ
議運終了後、ポイントの議長室と議長応接室をつなぐ内扉を押さえるため議長応接室に滑り込んだ。相変わらず同室を1歩外に出た廊下では、ゆうに100名を超える民主党議員、衛視の皆様、与党議員でごった返していたが、しばらく経つと民主党議員が築いたバリケードで閉鎖された議長応接室内で、補充要員を含む赤沢隊12名と民主党の本隊12名がにらみ合う形になった。

にらみ合いは、(何回か作戦が変更されるうち、)赤沢隊の陽動作戦が功を奏して民主党の主力が続々議長応接室前に集結するなか、(議長が本会議場に向かう時に通常使う)議長応接室の(廊下につながる)外扉ではなく、(議長応接室から)議長室、議長・事務総長次室、事務総長室と続く3つ先の部屋(事務総長室)の外扉から議長が無事脱出して本会議場に入られるまで続いた。

かんづめの室内では、赤沢隊1名と民主党議員1名のつかみ合いがあったほか、民主党議員の乱暴狼藉によりスーツを破られた隊員が出ただけでなく、赤沢隊ほぼ全員が打撲傷、あざなどを多数被った。お役目柄とても無傷とはいかなかったものの、国対の役割はしっかり分担できたことだし、まあ大過なく何よりでした。隊員の皆様、お疲れ様!

10:00〜11:00与党会計検査院に関するプロジェクトチーム
会計検査院法一部改正骨子(案)について、法務省から質問に対する回答の説明を受けるなどして意見交換するはずであったが、国会対策委員会において「衆議院議長警護隊隊長」に指名されたため(苦笑)、急遽出席できなくなり誠に残念!

11:00〜12:00道州制推進本部、道州と国の役割分担に関する委員会
高橋はるみ北海道知事から意見陳述をいただいて後、意見交換する予定であったが、やはり出席できず誠に残念!野党の暴力的国会運営のため、政策の議論に参加できなくなった赤沢の怒りは深い。

12:30〜12:45自民党両院協議会
既に議長応接室にかんづめになっていたため出席できず!

12:45〜13:00代議士会
同上!

14:00〜14:40本会議(1)
保険法、保険法整備法、暴力団対策法改正法を可決して後、地方税3法、国税2法を参議院が否決したものとみなすべしとの動議が出され、いずれも起立採決により可決された(みなし議決)。

15:40〜17:40本会議(2)
地方税3法、国税2法を直ちに再議決すべしとの動議が出され、いずれも起立採決により可決されて後、それぞれ記名採決により再議決された。

20:05羽田発21:20米子着
空港に向かう途中で右わき腹がだんだん痛み始めた。民主党議員のひじで盛んにど突かれたのは赤沢の左わき腹であるので、右わき腹については、あばら骨にひびが入ったというような重症ではなく、恐らく筋肉痛であると思われる。しかしながら、深呼吸したり、姿勢を変えたりすると相当な痛みがあることは間違いない。さらに自宅に到着後、着替える際に気付いたところ、民主党議員から執拗につねり上げられた赤沢の左の二の腕の内側は、約5センチ四方にわたり既にあざで真っ黒であった。議長室の扉を守った赤沢隊長の「名誉の負傷」か(笑)?

(平成20年5月1日 22:17 記載)

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